旧知の芸人らを投資に誘って、7億円に上る資金を集めたが上手くいかず、大トラブルとなっているお笑いコンビTKO・木本武宏(51)。騒動発覚後、ツイッターでコメントは発表したものの、沈黙を守ってきた木本が、「週刊文春」の直撃取材に答えた。
木本の投資トラブルが表面化したのはニュースサイト「日刊大衆」の報道だった。「投資で失敗して相当な額の借金を抱えてしまった」と報じられ、スポーツ紙も後に続いた。
「7月初め、松竹芸能からレギュラー番組を持つテレビ局に『体調不良』という名目での出演取りやめと、投資トラブルに伴う番組終了の相談がもたらされていました。司会の番組も打ち切りが決まり、7月23日付で所属の松竹芸能も退所しました。実質的なクビです」(芸能プロ関係者)
Tシャツ姿の男性の話に聞き入る木本
数年前から、木本は投資にのめり込んでおり、その姿を「週刊文春」も目撃していた。
2019年6月のことだ。中目黒駅のそばにあるカフェS。ここは玉石混交の投資話が飛び交う場所として、その筋では知られた場所である。このカフェで木本に熱弁を振るうTシャツ姿の男性がいた。腕には高級そうな時計が光る。ひとしきりその男の話に聞き入った後、木本もこう熱く語り出したという。
「芸人として売れることに必死で、金を作ることをやってこなかったんです……」
普段から芸人仲間だけでなく、番組関係者やスタッフにも投資について語っていた木本。騒動発覚後、金を預けた芸人として平成ノブシコブシの吉村崇が3000万円、野性爆弾のくっきー!が数百万円などと報じられた。肝心の投資内容はどうかというと、
「FXや仮想通貨などと言われている。また木本が信頼して投資をしていた人物が飛んだとされるが、全容は判然としない」(芸能記者)