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「今年から副将になり、練習メニューも全て凜容疑者が決めていました。『無駄なことは一切しない』と公言し、たしかに練習メニューは合理的でした。メンバーには『ウェイトを増やしたいならこれを食べろ』と細かく指導し、翌週に『どうだった?』とアドバイスも忘れない。試合があった次の日には動画を分析して秒単位で個人個人のプレーについてのメモを送り、平日でもフォーメーションを考えては膨大な量のパワポを送ってきました。まだ対戦したことのない強豪チームまで分析していましたよ。ただみんな社会人で仕事もあるので、全部読んでるのは凜容疑者だけだったと思いますけど……」

凜容疑者がアメフトチームに送ってきたという詳細な戦術についてのパワーポイント

 A氏はそんな凜容疑者のアメフト熱に「一体いつ仕事しているんだ」と疑問を持っていた。「社会人日本一を目指す!」と公言し、関西学院大学アメフト部のプレー動画を共有して『来週これをやりましょう』とハイレベルなプレーを要求する姿勢を煙たがる人もいたが、チーム内では一目置かれる存在だった。

試合には常に「麻布十番のガールズバーで口説いた」金髪美女の姿が

 先輩からは「りん」、後輩からは「りんさん」と呼ばれて信頼を集め、50代の歳上メンバーにも唯一タメ口で接していたという。チームの集合写真でも中央に座るなど、我が世の春を謳歌していた。しかし時折のぞかせる凜容疑者の“高すぎるプライド”は周囲をぎょっとさせることもあったという。

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アメフトチームの記念撮影で写真中央に陣取る凜容疑者

「去年の10月に愛車のランボルギーニで事故を起こして、レンタカーで試合にきたことがありました。その時に『相手チームの車に煽られた』とブチギレていました。『国産車のくせに。修理が終わったら煽り返してやる』とすごい剣幕で。一方で試合中の凜容疑者は気味が悪いほど冷静。審判に対しても『これで(違反を)とるんだ』『あれは見逃すの? ぬるいね』と、自分の実力と経歴を盾にいつでも上から目線でした」(A氏)

 アメフトチームでは中心的な役割を果たしていたが、練習後の食事会にはほぼ参加せず1人で帰ることが多く、プライベートでの付き合いはほとんどなかったという。試合には「麻布十番のガールズバーで口説いた」という金髪のモデル風美女を必ず連れてきて、「弟よりも年下と付き合ったのは初めて」「わがままだけど聞いてあげている」とのろけていたという。しかし、それ以上凜容疑者が私生活を明かすことはなかった。