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iPhone 14、iPhone 13、そしてiPhone SE──失敗したくない人のためのiPhoneの選び方

iPhone 14、iPhone 13、そしてiPhone SE──失敗したくない人のためのiPhoneの選び方

2022/10/14
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3:画面の明るさ──屋外利用での見やすさにかなりの差

 iPhone 14とiPhone SEの違いとして、意外と見逃されがちなのが、画面の最大輝度の違いです。iPhone 14とiPhone 13は最大800ニト、ピーク時1200ニトという明るさなのに対して、iPhone SEは625ニトと全体的に暗めです。

「でも、ふだんから明るさを100%にして使っているわけじゃないし、たいして問題にならないのでは?」と思うかもしれませんが、これらが決定的な差になって現れるのが、直射日光下での利用です。

 直射日光下では画面の輝度は最大になるよう自動調整されるため、明るければ明るいほどよく、そのため、iPhone 14とiPhone SEを屋外で並べると、見やすさの差は歴然。特に色が黒く沈んだ部分については、iPhone SEは見られたものではありません。屋外でiPhoneを使う機会が多い人は、こうした点もチェックする必要があるでしょう。

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直射日光下でiPhone 14(左)とiPhone SE(右)を比べたところ。画面の明るいiPhone 14のほうが見やすさは明らかに上です

4:パフォーマンス──iPhone SEのコスパの良さは突出

 意外と差がないのがパフォーマンスです。3製品はいずれも、SoCにA15 Bionicチップを採用。GPUはiPhone 14のみ6コア、ほかは5コアという違いはありますが、ことスマホの心臓部については、外観から感じるほどの違いはありません。

 実際にベンチマークアプリ「Wild Life Extreme」で比較してみると、スコアはiPhone SEが「2465」、iPhone 13が「2448」、iPhone 14が「2857」。最大で約14%の差です。

ベンチマークアプリ「Wild Life Extreme」での計測結果。iPhone 14が頭一つ抜けていますが、3割や5割といった大差がついているわけではなく、iPhone SEの優秀さを感じます

 同じ128GBで、iPhone SEは69,800円、iPhone 13は107,800円、iPhone 14は119,800円と価格に大きな差があることを考えると、iPhone SEのコスパは突出して高いと言えそうです。