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《決定版・カーテンのお手入れ》そのままだとカビが部屋中に…「カーテン」を“手軽にキレイにする洗濯”をプロに聞いてみた

2024/05/24
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外したフックやタッセルはどうする?

 まずはカーテンを留めるためのフックの洗い方から。洗面器にぬるま湯を張って食器用洗剤を数滴落としたところにフックを入れ、お米を研ぐようにザザッと洗って、綺麗な水ですすぎ、乾いたタオルの上に並べて乾かします。



 洗濯が終わったら、カーテンに1箇所ずつ元通りに挿し直しましょう。

カーテンを留めるフックは、ぬるま湯を張った洗面器に食器用洗剤を数滴落としてまとめて洗いましょう ※写真はイメージ ©AFLO

 タッセルと呼ばれる「カーテンを束ねるもの」ですが、カーテンと同じ布でできているシンプルなタイプと、ロープの先にふさがついているような装飾的なタイプに大きく分けられます。

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 カーテンと同じ布でできているタイプは一緒に洗濯できることがほとんどですが、ロープやリボンやビーズでできているようなタイプは洗濯できないことが多いので注意しましょう(脱色や破損の可能性があります)。

 洗濯を終えたカーテンですが、ベランダなどに干して乾かす必要はありません。脱水が終わったものからフックをつけてカーテンレールにかけてしまいましょう。濡れた布の自重でシワなくきれいに乾き上がります。

 ただし当然部屋の中は湿っぽくなりますので、カーテンの洗濯は空気の乾燥した晴れた日にするのをお勧めします。

洗い終えたカーテンは、そのままかけて乾かしましょう ※写真はイメージ ©AFLO

自宅で洗えないカーテンの“見分け方”

 ポリエステルではなく、天然素材のウール(羊毛)やシルク(絹)を使っているような重厚で高級なカーテンは自宅洗いをすると不可逆的に縮んでしまう可能性が高いので、洗うならば外注、専門店でのドライクリーニング一択にするのが無難です。

 コットン(木綿)やリネン(麻)のカーテンも縮みが出やすいので自宅では洗濯せず、専門店に相談しましょう。

 また材質不明な手作りカーテンや、長期間吊るしっぱなしで洗濯表示が日焼けして素材不明なもの、長期間吊るしっぱなしで生地が日焼けで傷みすぎているものも、自分で洗濯するのはやめておくか、するならば自己責任で、がんばりましょう。

 ちなみに「遮光カーテン」でもポリエステル製で洗濯表示が洗濯機洗濯可能なものであれば、前述の方法で自宅洗濯できます。