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「中高年」と「小中高生」で順位が大きく変わるドラマは他にもある。

沢口靖子が主演のテレビ朝日「科捜研の女 season24」は「65歳以上」で2位、「個人全体」でも4位といい線をいっている。ところが、10代以下の「女子中高生」ではブービー、「小学生」では女子8位・男子10位と大きく後退した。「個人全体」の数字が大きい分だけ、未成年層に足を引っ張られた形だ。

●「西園寺さんは家事をしない」

「科捜研の女」と逆のパターンが、TBS「西園寺さんは家事をしない」。

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松本若菜演ずるバリバリ働く独身女性が、男性アイドルグループ「SixTONES」の松村北斗演ずるシングルファーザーと次第に心を通わせるハートフル・ラブコメディだ。

「65歳以上」では7位とぱっとしないが、「コア層」「Z世代」「F1」などでは3位で、「女子中高生」や「小学生」では2位に浮上。しかも「小学生」では「ブラックペアン」を追い抜いてしまっている。

●「ビリオン×スクール」

より極端なのが、フジ「ビリオン×スクール」だ。

「Hey! Say! JUMP」の山田涼介演ずる財閥系グループのCEOが身分を隠して高校教師となり、生徒と共に成長する物語だ。「65歳以上」では最下位で「個人全体」もブービーとなり、ネット記事では「大爆死」などと揶揄されている。

ところが「女子中高生」では5位、「小学生」では4位にランクインしている。若者が投稿したと思しきSNSでは、評価する声が少なくない。

「勉強になると思って見始めたけど普通にクソおもろい」
「学園ヒーロー先生でなにげにいいドラマ」
「イケメンの宝庫で毎回見てて癒される」

中高年と未成年で極端に評価が分かれるパターンもあるのだ。

各層をボリュームで比較

順位でなく各ドラマをボリュームで比較してみよう。

●小学生が好むドラマ

まず「ブラックペアン」はボリューム層の中高年で荒稼ぎしているために「個人全体」が断トツなことがわかる。若年層でも首位を独走し、理想的なドラマとなっている。