建築の原点に立ち返り、「あるべき暮らし」を探る
年齢を重ね、またコロナ禍を経て、以前よりも居心地の良い場所、空間や暮らし方について考えることが増えました。本書は建築家の堀部安嗣さんと政治学者の中島岳志さんが日本の建築の原点や歴史などを振り返りつつ、これからのあるべき暮らしについて語り合う対談集。

堀部さんの建築の特徴は、そこにあるものを活かすということ。一般に「パッシブデザイン」と称されますが、堀部さんは気候風土に限らず、歴史、慣習、人や土地の記憶も含めて設計に活かしたいとおっしゃいます。《家を建てるときというのは、結構、その建て主の方は元気なときが多い(中略)けれども、人は病気にもなりますし、人生で何かうまくいかなくて、ネガティブな精神状態になることもあります。/むしろ家は、そういった負の状況にある人を、どう包み込んでくれるかのほうが、僕は重要ではないかなと思うんです》
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source : 文藝春秋 2025年8月号

