化石燃料と原子力がエネルギーの主力だった半世紀前に、将来の再生可能エネルギーの台頭をいち早く指摘した物理学者がいる。米国の非営利団体「ロッキーマウンテン研究所」の共同創設者、エイモリー・ロビンス氏だ。
ロビンス氏は1970年代半ば、先進的なエネルギー戦略「ソフト・エネルギー・パス」を提唱した。化石燃料や原子力の大規模発電所に依存した集中型のエネルギーシステムを批判し、エネルギー利用の効率化と再エネの普及、分散型システムによって経済成長を成し遂げられるとするその論考は、当初「非現実的だ」といった批判もあったが、各国のエネルギー政策に大きな影響を与えた。
ロビンス氏が予測した再エネの拡大は現実のものとなり、今や太陽光や風力による発電は世界の新設電源の主流になった。一方、長期化するウクライナ戦争や、米国とイスラエルによるイラン攻撃により、世界のエネルギー情勢は混迷を深めている。
また原発については、気候変動に伴うエネルギーの脱炭素化の要請や、AI(人工知能)とデータセンターの建設による電力需要の急増から、「原子力の復活」が進むという見方もある。
このたび来日したロビンス氏にインタビューし、エネルギーと原発を巡る現代の論点、さらに近年、「未来のエネルギー」として投資が活発化している核融合発電について聞いた(インタビューは3月9日に行った)。
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