「拙速改正で日本を分断するな」

高市政権と皇室典範

御厨 貴 政治学者
林 真理子 作家
野田 佳彦 元首相

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 御厨 皇室典範の改正が急に動き出しました。高市早苗政権が今国会での改正を目指し、与野党で「全体会議」が開かれるなど動きが加速しています。

 検討されているのは、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案と、終戦直後に皇籍離脱した旧11宮家の男系男子を皇室の養子にとる養子案です。このうち女性皇族については長年議論されてきましたが、高市政権が「第一優先」で検討する養子案は突っ込んで議論されたことがなく、突然出てきた印象です。

  2月の衆院選でも、大きな争点にはならなかったですよね。高市首相は消費税減税とか物価高対策とか、そんな話はされていたけど。

 御厨 解散直前の会見で「国論を二分するような政策にも挑戦していく」として、憲法改正とともに皇室典範改正に触れてはいますが、チラッと言っただけ。当然ながら、選挙戦でも話題にならなかった。

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source : 文藝春秋 2026年7月号

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