ジャーナリストの大西康之さんが、世界で活躍する“破格の経営者たち”を描く人物評伝シリーズ。今月紹介するのは、李彦宏(Robin Li、百度創業者CEO)です。
李彦宏
米トランプ政権は短編動画投稿サービス「ティックトック」やSNS「ウィーチャット」の米国での利用を禁止する方針を打ち出した。燃え上がる米中ネット摩擦だが、10年前、その発火点となったのがこの会社。「紅いグーグル」こと百度(バイドウ)である。
そもそも、米中ネット摩擦を先に仕掛けたのは中国だった。2010年、メール・サービスにも検閲を要求し、従わないグーグルを事実上、中国から締め出した。その恩恵を受けたのが検索サービス最大手であるバイドゥだった。最大のライバルが消え、中国検索市場を独占したのだ。
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source : 文藝春秋 2020年10月号