日露交渉「二島引渡」はプーチンの罠か

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正念場を迎えた安倍官邸外交。衆参ダブル選が囁かれ、“あの男”の影も…

「山高きが故に貴からず、樹あるを以て貴しと為す」

 こうした警句が今、永田町雀のあいだで囁かれている。

 何を示唆するかは言うまでもない。

 9月の自民党総裁選で連続3選を果たし、前人未踏の超長期在位を掌中に収めた安倍晋三首相の政権運営だ。

 安倍は、2019年6月7日には、地元長州出身の元勲で初代首相の伊藤博文を抜いて総理在任期間が史上3位に。来夏の参院選で大敗北を喫しなければ、8月23日には大叔父の佐藤栄作を、11月20日にはついに在任2886日の桂太郎を抜いて「史上最長総理」の栄誉をわがものとする。

 しかし、長ければ長いほど、それに見合った実績が求められるのが政治の世界だ。ただでさえ次々に目標をすげ替える「スローガン政治」と揶揄される安倍政権。来年こそは、歴史に残る政権の業績=レガシーづくりに邁進せざるをえない。

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source : 文藝春秋 2019年1月号

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