1つのテーマを分かりやすく読み解く「+ RONTEN」。今回のゲストは歴史学者の桃崎有一郎です。桃崎さんによれば、現代の世界を読み解くヒントは室町時代にあるそう。韓国の非常戒厳は後醍醐天皇の振る舞い、トランプ後のアメリカは室町幕府と鎌倉府の構図……。今後の世界情勢を見据えるための「室町時代」について詳しく伺いました。
〈ゲスト〉
・桃崎有一郎|歴史学者
…1978年、東京都生まれ。2001年、慶應義塾大学文学部卒業。2007年、慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学、博士(史学)。現在、武蔵大学人文学部教授。専門は、古代・中世の礼制と法制・政治の関係史。著書に『室町の覇者 足利義満――朝廷と幕府はいかに統一されたか』(筑摩書房)『平安京はいらなかった――古代の夢を喰らう中世』(吉川弘文館)など。
(聞き手=文藝春秋PLUS編集長・村井弦、前編41分)
source : 文藝春秋 PLUS動画