宇良(大阪府寝屋川市出身、木瀬部屋、28歳)
3度目の優勝を果たし、大関に復帰した照ノ富士が話題となった、3月の春場所。その裏で、十両の土俵ではファン待望の注目の一戦があった。身長176センチの小兵の業師である宇良と、同じく168センチの小兵で、甘いマスクでも人気を博す炎鵬の“初顔合わせ”だ。
2017年3月から幕内の土俵に上がった宇良は、その小さな体で居反りなどのアクロバティックな大技を見せる。技能力士ならぬ“異能”力士として“宇良旋風”を巻き起こした。しかし同年9月場所で靱帯を切る大ケガをし、5場所全休をして番付を三段目まで落とすことに。土俵に復帰するも、19年1月、幕下の地位でまたもやケガをし、再手術。4場所全休で序二段まで番付を落としてしまった。「もはや再起は不能か?」との周囲の心配をよそに、「ここでは終われない」と雌伏の時を送り、20年11月、十両の土俵に這い上がってきたのだ。
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source : 文藝春秋 2021年6月号