文藝春秋digitalはオンライン鼎談イベント「第1回 生き残るテレビ番組って何だ?会議」を配信します(3月16日収録)。バラエティを中心に数々の人気番組を手掛ける放送作家の鈴木おさむさんと、お笑いタレントのカンニング竹山さんが司会進行を務め、第1回のゲストには実業家の堀江貴文さんをお招きしました。
《このページの一番下にフル動画があります》
(左から)竹山さん、堀江さん、鈴木さん
「テレビ時代の終焉」が囁かれて久しい昨今ですが、つい最近もフジテレビの“希望退職者リスト”が流出し、業界に激震が走りました。フジの金光修社長のもとで実施された早期退職者募集に、「めちゃ×2イケてるッ!」の総合演出で知られる片岡飛鳥氏(57)ら大物テレビマンが応募したというのです。希望退職者の中にはフジのドラマ部門を支えたカリスマ・プロデューサーや、フジの“顔”だった名物アナウンサーなど、錚々たる顔ぶれが揃っていました。
そんな大揺れのお台場の、某会議室で行われたのが、この「第1回 生き残るテレビ番組って何だ?会議」。フジテレビを背にした会場では、長くテレビ業界に関わり、ウォッチしてきた3人が、それぞれの立場から「『生き残るテレビ番組』とは何か」を討論しました。
インターネット放送局やYouTube、NetflixやTVerなどの動画配信サービスなど、乱立するメディアについてや、テレビというブランド力、大手代理店と組んで成功のかたちを作ってきた“広告一本足打法”のビジネスモデルの今後についてなど、3人の自由闊達な議論はまったくの“忖度なし”。
数々のオリジナル番組が好評を博す「AbemaTV」などのインターネット局は、「いつでもスマホで見られる」という利点を味方に活気を見せ、地上波の放送局との垣根をなくしつつあるといいます。Netflixでドラマのプロデュースをすることが決まっている鈴木さんは、「舞台がNetflixになれば、台本も世界を見据えたものになる。刻一刻とランキングが更新されるから、自然と世界一を目指したいと思うようになる」と、制作者から見た“テレビ以外のメディア”について語ります。
一方で、「テレビの持つブランド力はまだまだ健在」と話したのは堀江さん。「テレビを見ないという若い子たちが『テレビに出たい』と言う。なぜかYouTuberもテレビに出る時代、テレビに出ることで認知度が上がり、箔がつく。このブランド力を利用してまだまだできることがあるはず」と指摘しました。
竹山さんは、「視聴者目線でテレビを見ていると、『1回きりのオンエアで終了』というシステム自体がもう限界だという気がする。『先月放送された番組をなぜ観られないの?』『どうしてリアルタイムの放送を待たなければいけないの?』。視聴者がそう感じる限り、いまの放送のやり方のままでそのニーズを汲み取っていくのは難しいのではないか」とネット時代の視聴者の感覚と業界の常識の乖離について話しました。
ときに無謀と言われながらも新たなビジネスを模索してきた堀江さんの口にする、「なんでやっちゃいけないの?」。「テレビ業界は、(日本テレビを設立した)正力松太郎の時代から変わっていない」との指摘には、鈴木さんと竹山さんも頷くばかり。
堀江さんが取締役社長を務めていたライブドアによる、2005年のフジテレビ買収計画についての裏話も飛び出し、90分間語りつくされた「第1回 生き残るテレビ番組って何だ?会議」の模様は、4月2日(土)20時に文藝春秋digitalで公開します。
◆イベント概要
イベント名:第1回 生き残るテレビ番組って何だ?会議
出演:鈴木おさむ、堀江貴文、カンニング竹山
配信日時:4月2日(土)20時〜 ※動画はアーカイブされるので、配信後はいつでも見ることができます。
◆問い合わせ先
文藝春秋編集部
メール:mbunshun@bunshun.co.jp
◆イベントフル動画
《この下にフル動画があります》
有料会員になると、すべての番組・記事をお楽しみいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!
初回登録は初月300円
月額プラン
1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋