◆いま「戦後」と「平成」を問い直す
文藝春秋digitalは、7月5日(火)19時〜、文芸批評家の浜崎洋介さんと、評論家の與那覇潤さんによるオンライン対談イベント「《紀尾井町床屋政談》ゆでガエル日本 戦後は続くよどこまでも」を開催しました。
《ページの下部に対談フル動画があります》
7月10日に投開票が予定されている第26回参議院総選挙。衆院解散がない限り、大型の国政選挙が2025年までなく、今後3年間の日本社会の行方を占う選挙ですが、一部ジャーナリストからは「自民党圧勝」との予測が出ています。
岸田文雄内閣の支持率は、日本経済新聞社とテレビ東京が実施した世論調査では、5月に発足後最高の66%を記録しています。政権が高い支持率を得る一方、平成時代の政治にあった劇的な展開はなく、国内政治の風景はどこか“無風”の様相を呈しています。
浜崎さんと與那覇さんは対談「平成文化論」(『歴史なき時代に』所収)において、平成を「平成デフレーション」(浜崎)、「鬱」(與那覇)というキーワードから論じています。お二人の目には、令和における国内の無風状態と、ウクライナ戦争によって出来しつつある世界新秩序はどのように映るのでしょうか。
與那覇さんは「平成なんかどうでもいい。“昭和”に戻してくれ」という民意こそが、平成末期の安倍長期政権も支えてきたと前掲対談で言及。参院選を目前に控えた今、お二人が「戦後」と「平成」を振り返りつつ、この国の宿痾を診断します。ぜひご覧ください。
当日リアルタイムでご覧になれない方も、イベントの模様を収録した動画を配信しますので、何度でもご覧いただくことができます(※編集の都合上、動画はイベント終了後、一両日中に公開します)。動画は本記事のいちばん下(有料部分)にアップします。
◆イベント概要
イベント名:「《紀尾井町床屋政談》ゆでガエル日本『戦後は続くよ選挙後も?』」
出演:浜崎洋介、與那覇潤
日時:7月5日(火)19時〜20時30分(予定)Zoomウェビナーを使用して開催します。完全オンラインイベントです。
◆浜崎 洋介 (はまさき・ようすけ) プロフィール
…1978年生まれ。文芸批評家。雑誌『表現者クライテリオン』編集委員。日本大学芸術学部非常勤講師。日本大学芸術学部卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は日本近代文学、批評理論。
◆與那覇 潤(よなは・じゅん) プロフィール
…1979年、神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年から2007年から地方公立大学で日本近現代史の准教授を務め、病気休職を経て2017年離職。2020年、斎藤環氏との共著『心を病んだらいけないの?』で小林秀雄賞受賞。
◆問い合わせ
文藝春秋編集部
メール:mbunshun@bunshun.co.jp
◆イベントフル動画
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source : 文藝春秋