阿川佐和子「70にして始めよ!」

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ピアノ、俳句……この歳になったからこそ味わえる贅沢

 5月に刊行された、阿川佐和子さんの新著のタイトルはズバリ『年とる力』(文春新書)。現在72歳の阿川さんが、「70過ぎても楽しく元気に過ごす秘訣」を明かし、すでに5万部に達している。

 なってみてわかった、70代の幸せとは。そしてどんな80代、90代になりたい?

阿川佐和子さん Ⓒ文藝春秋

 自分が70代になってみて、70代には70代なりの幸せの見つけ方がたくさんあると思っています。

 女性に関していうと、昔は結婚して、子どもが生まれるくらいまでは女として主役を張れていた。でも、子ども――娘だとすると、娘が大きくなって年頃になれば主役交代。娘がプリマドンナとしてステージの中央に立ち、お母さんは脇役に回って、やがては引退です。

 でも、いまは全然違うでしょう。60、70になっても引退なんてとんでもない。主役を張る意気十分で仕事を続けている人も多いし、そういう人はおカネもあるし、もう一花咲かせたいと思ってる。

 去年、「週刊文春」の対談で齋藤薫さん(美容ジャーナリスト)にお話を伺ったんですが、齋藤さんはご自身の閉経後、前向きで元気になった実感があったと。

〈生物学的にも閉経後に黄金期が来ると言われているんです。女性ホルモンが減って男性ホルモンが優位になり、活力が湧いてくるそうで。〉(週刊文春2025年11月20日号)

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source : 文藝春秋 2026年8月号

genre : ライフ ライフスタイル