現状維持に甘えるな。政府に頼る前に自分の会社を改革せよ!
坂根 今日の対談は、新浪さんのご指名だそうですね。私のことを「おじいちゃん」と呼ぶのは、孫と新浪さんだけですよ。私のことをおじいちゃんで、しかも「変人」だと。
新浪 変人というのは最大の褒め言葉ですよ(笑)。
坂根 「コマツはよくこんな変人を社長にした。選んだ人が偉い」とも言っていましたね。
新浪 私は、経営者は変人であるかどうかが最も重要な資質だと思っているんです。ところが、どうも日本企業、特に大企業には、バランスの取れた人ばかりで変人経営者が少ない。
そんな中で、坂根さんはコマツを創業以来初の大赤字から、見事に復活させました。大胆なリストラや子会社の整理も行なった。バランス重視の人では到底できないことです。坂根さんの口グセは「どんなに堅い岩盤だって、トップが発破をかけて爆発させれば、動くんだ」ですからね。トップが変人だから、コマツは復活したのです。
坂根さんとは今回、政府の経済政策の司令塔である「産業競争力会議」の民間議員として、ともに成長戦略づくりを進めてきました。そばで見ていて本当に勉強になった。やはり経営者としてしっかり結果を出している方の言葉には説得力があります。
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