鈴木貫太郎元首相の秘書だった四元義隆(1908〜2004)は、戦後に吉田茂元首相の知遇を得て政治への影響力を高め、「政界の黒幕」「歴代首相の陰の指南役」と囁かれた。荒井聰氏は四元を父親のように慕い、薫陶を受けたという。
狂人走れば不狂人走る――。東京・谷中のお寺「全生庵」で座禅を組むのが習慣だった四元さんが、よく口にした禅の言葉です。国のトップが判断を誤れば、皆が間違った方向へ走り出してしまう。四元さんはそう固く信じ、首相に相応しい人間を見抜くことに人生を賭したのです。
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source : 文藝春秋 2023年1月号