〈さぁ、いよいよ選挙戦のスタートです。これより誠心誠意、政策を訴えて参ります。〉
2021(令和3)年衆院選の公示日となる10月19日。木原誠二官房副長官は自身のフェイスブックにそう綴った。この投稿では、事務所の中で真新しいタスキをかける姿や、〈誠心誠意、政策で。〉というキャッチフレーズの看板を入り口に設置する様子も写真付きで紹介していた。5回目の当選に向け、12日間の選挙戦を戦い抜くためのアピールをした木原氏。だが、この選挙事務所を巡ってある疑惑が――。
岸田首相も応援に駆け付けた選挙で……
木原氏のスキャンダル報道が止まらない。
「木原氏の妻が、かつて結婚していた元夫の不審死を巡り、重要参考人として警察から事情聴取を受けた疑惑について『週刊文春』が報じました。これに対して木原氏は事実無根と主張し、刑事告訴したことを明らかにしています。ただ『週刊文春』はその後も追及を続け、8月10日発売号では木原氏が違法風俗の常連だった問題も報じました」(政治部デスク)
「総理の懐刀」と呼ばれる木原氏は、岸田文雄首相から全幅の信頼を獲得。押しも押されもせぬ地位を築いてきた。岸田派関係者が語る。
「2021年の自民党総裁選では岸田派の若手を集めて公約作りを主導。政権発足後は『異次元の少子化対策』の考案をはじめ、主要政策のほとんど全てに携わっています」
その一方で、自身の選挙では不安も抱えてきた。選挙区は東村山市や東久留米市などを含む東京20区だが、2009年の衆院選では民主党候補に敗れ、比例復活もできずに浪人生活を余儀なくされた。
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