妙にウマが合う、密かなトレンドワード、総務省の“高市印”、歯車が狂った総監人事

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★妙にウマが合う

 高市早苗首相は自らの台湾有事発言で荒れた臨時国会を乗り切り、2026年度の政府予算案も思い通りの歳出拡大を実現した。財務省は「少数与党の現実を考えれば、野党の要求を飲むのも仕方がない」(主計局幹部)とあきらめ顔だ。

 官邸の運営も軌道に乗り始めた。左右に控えるのが飯田祐二筆頭秘書官(昭和63年、旧通産省入省)と露木康浩官房副長官(61年、警察庁)の枢軸だ。飯田氏は経産事務次官、露木氏は警察庁長官と、一見すると縁が薄そうに見える。だが「昭和38年生まれで同い年。飯田氏は動、露木氏は静の性格で、タイプが違うのがプラスに働いていて、妙にウマが合う」(内閣官房幹部)。

 毎週、官邸で開かれる事務次官連絡会議で顔を合わせていたことや、経済安全保障を巡って議論する機会が多かったことがふたりの仲を深めた。今や各省庁の人事や政策の優先順位を日常的に相談し合う間柄だ。

 省庁の垣根を越えた人脈は飯田氏の持ち味でもある。財務省の新川浩嗣事務次官(62年、旧大蔵省)も同年の生まれ。飯田氏は浦和高、新川氏は丸亀高と、公立高校から東大経に進んだのも共通している。

 飯田氏が新川氏を頼るのは日銀の金融政策を巡る問題だ。財務省は日銀とのパイプが太く、岸田文雄政権では官邸を仕切っていた首相秘書官の嶋田隆氏(57年、旧通産省、元経産事務次官)も財務次官の茶谷栄治氏(61年、旧大蔵省)を頼っていた。高市政権で密に連絡を取り合う飯田氏と新川氏の関係は「嶋田─茶谷の関係が再現されている」(財務省幹部)と囁かれるのも無理はない。

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source : 文藝春秋 2026年2月号

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