【フル動画】小佐野彈×乙武洋匡「マイノリティとは? 多様性とは?」

【フル動画】小佐野彈×乙武洋匡「マイノリティとは? 多様性とは?」

小佐野 彈 歌人・作家・実業家
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「文藝春秋 電子版」は3月25日(月)19時より、歌人・小説家の小佐野彈さんと、作家の乙武洋匡さんによるオンライン対談「マイノリティとは? 多様性とは?」を配信しました。

◆当事者二人が語る「マイノリティ」とは

 小佐野彈さんをホストにこれまでお送りしてきた本ウェビナー。6回目となる今回は、作家の乙武洋匡さんをお迎えしてお送りします。

 今回のテーマは、日本におけるマイノリティ、多様性とは何なのか。乙武さんは四肢を欠損した重度の身体障害者として生まれ、小佐野さんはゲイであることをカミングアウトしています。それぞれ性・障害における「マイノリティ(社会的少数者)」にカテゴライズされるお二人に、日本におけるマイノリティの見られ方や生きづらさを語っていただきます。

 乙武さんは1998年に身体障害者としての生活をつづった『五体不満足』(講談社刊)を上梓して以来、障害者、セクシャルマイノリティ、女性や高齢者など、生きづらさを抱える当事者がより良い選択肢を得られるようメッセージを発信し続けてきました。2022年に参議院選挙東京選挙区から無所属で立候補した際には、障害者の雇用促進やLGBT当事者の結婚制度の導入などを掲げています。

 小佐野さんは慶應中等部在学中に自らがゲイであると気づき、多感な時期だった当時は「ストレート(異性愛者)になれる薬があるなら飲みたい」と悩み、葛藤したといいます。現在は台湾におけるLGBTプライド活動に協賛し、歌人としてセクシュアリティに関する短歌も数々詠まれてきました。

 乙武さんは障害者として、小佐野さんはセクシュアリティにおいてマイノリティといえる二人ですが、一方で小佐野さんは「自分は“経済的に恵まれた日本人男性”であり、乙武さんも“経済的に恵まれた異性愛者の日本人男性”。日本社会的強者の側面もある」と語り、「一般的にマジョリティとされる人にも、マイノリティとなる側面があるのでは」と指摘します。

 また、乙武さんはこれまで「障害者=可哀想」というイメージを持たれたり、障害者が穢れのない聖人君子として扱われることに違和感を抱いてきたと語ります。乙武さんがX(旧Twitter)で繰り広げる「障害ジョーク」は、投稿を始めて十数年以上経った今も「障害者のイメージダウンに繋がるので止めてください」という声があり、多様性と言いながらも「ある特定のイメージや振る舞い」が求められる状態を明かします。

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