【フル動画】高口康太×安田峰俊「世界中が警戒 チャイナ・ショック2.0」

【フル動画】高口康太×安田峰俊「世界中が警戒 チャイナ・ショック2.0」

「中国さっぱりわからん!」第17回

高口 康太 ジャーナリスト
安田 峰俊 紀実作家。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員
ニュース 経済 国際 中国

「文藝春秋 電子版」は5月10日(金)19時より、高口康太さんと安田峰俊さんによるオンライン番組「中国さっぱりわからん! 第17回」を生配信しました。 

 現場の最前線で中国に関する取材を続けてきた高口さんと安田さん。数多くの著作を発表してきた二人が「それでも、中国はさっぱりわからん!」と唸りながら、その深淵を探求する――それがオンライン番組「中国さっぱりわからん!」です。中国政治や中国社会の最新事情から日本に住む中国人の実態まで、幅広く語り合う対談形式の番組です。

生配信映像は本記事のいちばん下部(有料部分)に表示されます。
当日リアルタイムでご覧になれない方も、アーカイブ動画を配信しますので、何度でもご覧いただくことができます。アーカイブ動画は生配信終了後、一両日中に公開します。

◆米イエレン財務長官も危機感

 第17回は、世界の経済界が最も懸念している「チャイナ・ショック2.0」をテーマにお送りします!

 1990年代終盤から2000年代はじめ、中国から欧米への輸出が急増し、アメリカの製造業の雇用者を推定200万人も減らした「チャイナ・ショック」が世界経済を席巻しました。

 いま、これを上回る「チャイナ・ショック2.0」が襲来すると世界が警戒しています。習近平政権は深刻な状況が続く不動産危機の穴埋めをすべく、半導体や航空宇宙、自動車、再生可能エネルギーなどを中心に、製造業に多額の資金を投じているからです。2023年の工業セクター向け新規中長期銀行融資は、4兆8200億元(約100兆円)にものぼると報じられました。

 中国の急速な輸出増による「チャイナ・ショック2.0」には、先月中国を訪れたアメリカのジャネット・イエレン財務長官も「中国の過剰生産能力は世界的な価格と生産のパターンをゆがめ、米国の企業や労働者をはじめ、世界中の企業や労働者に打撃を与えている」と危機感を募らせています。

 こうした中、日本にはどのような影響があるのでしょうか。習近平政権の狙いなど、「チャイナ・ショック2.0」を詳しく解説していきます!さらに後半では、台湾問題を巡り日米が連携するなか注目されている、中国と沖縄との関係についてもお話します。

 オンライン番組「中国さっぱりわからん!」では、毎月テーマを変え、ほかでは知ることのできないディープな中国情報をお届けしていきます。放送中はチャット欄での質問も受け付けていますので、出演者に聞いてみたい質問をぜひお寄せください。

◆番組概要

 番組名:世界中が警戒 チャイナ・ショック2.0(「中国さっぱりわからん!」第17回)
 出演 :高口康太、安田峰俊
 日時 :5月10日(金)19時〜20時30分 完全オンライン番組です
     ※視聴するには「文藝春秋 電子版」の有料会員になる必要があります

◆安田 峰俊(やすだ・みねとし)​プロフィール

1982年滋賀県生まれ。ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。中国近現代史を専攻していた立命館大学文学部在学中に中国広東省の深圳大学へ交換留学、広島大学大学院文学研究科修士課程修了。2018年、天安門事件に取材した『八九六四』をKADOKAWAより刊行し、第5回城山三郎賞・第50回大宅壮一ノンフィクション賞をW受賞。ほか、『「低度」外国人材』(KADOKAWA)、『さいはての中国』(小学館新書)、『性と欲望の中国』(文春新書)など著書多数。中国をキーワードに北米・東南アジア・アフリカまで取材する。

◆高口 康太(たかぐち・こうた)プロフィール

1976年千葉県生まれ。ジャーナリスト、千葉大学客員准教授。中国経済、社会、在日中国人などをテーマに取材活動を続けている。経済誌を中心に寄稿を続けるほか、「クローズアップ現代」「日曜討論」などテレビ出演も多数。著書に『現代中国経営者列伝』(星海社新書)、『幸福な監視国家・中国』(NHK出版新書、梶谷懐氏との共著)など。『プロトタイプシティ 深圳と世界的イノベーション』(KADOKAWA、高須正和氏との共編)で第37回大平正芳記念賞特別賞を受賞。

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source : 文藝春秋

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