鬼太郎も鉄郎も悟空も“少年観察”から生まれた
「オッス、オラ悟空!」
この名台詞も彼女のアドリブで生まれた。「ど根性ガエル」のひろし、「いなかっぺ大将」の大ちゃん、ゲゲゲの鬼太郎、「銀河鉄道999」の鉄郎、「ドラゴンボール」の悟空。野沢雅子(87)は、日本の顔たる少年たちに命を吹き込んできた声優界のレジェンド。役を生きる上で必要なのは、想像力だという。
「悟空は山の中でおじいちゃんと2人っきりで育ったでしょう? だからきっと、自分なりのリズム、自分なりの言葉で喋っている。鳥山明先生に提案したら『いいですね』と言って下さって、いまの悟空になりました」
役作りの多くを“少年観察”に費やした。
「ずいぶん外へ出て歩きました。子どもたちが遊ぶ砂場にも通って、耳を澄ませて。たくさんの声をミックスして作り上げました」
昭和の少年の総体としてのヒーロー。あなたも鬼太郎や鉄郎、悟空の一部だったかもしれない。
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source : 文藝春秋 2024年7月号