明治期に建った水色の家「旧尾崎テオドラ邸」
2019年、解体の予定を知った山下和美さんは立ち上がった
歴史ある建造物の取り壊しが相次いでいる。東京都世田谷区・豪徳寺に建つ築136年の「旧尾崎テオドラ邸」もまた、解体の危機に瀕していた。この洋館に一目ぼれし、保全に奔走したのが漫画家・山下和美さんだ。一方、俳優の鈴木京香さんも名匠・吉阪隆正による「ヴィラ・クゥクゥ」の管理人となり、保存管理に努める。今号では建築への熱い想いを持つ山下和美さんと鈴木京香さんの対談がテオドラ邸で実現、ここではその様子とともに2つの名邸を写真で紹介する。
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source : 文藝春秋 2024年8月号