「呪われた美貌の奥に」モンゴメリー・クリフト

第237回

芝山 幹郎 評論家・翻訳家
エンタメ 映画

 神経質な美貌の男性スター。そう聞いて、反射的に浮かぶ名前はだれだろうか。ジェームズ・ディーン、アンソニー・パーキンス、テレンス・スタンプ……。リヴァー・フェニックスやイーサン・ホークの名もささやかれるかもしれない。

 だが、モンゴメリー・クリフトを忘れるわけにはいかない。クリフトは、このなかで最も早く生まれている。スターの座に就いた時期も一番早い。1920年に生まれ、48年に映画デビューを飾り、66年に心臓病で夭折している。世代でいうと、マーロン・ブランドが近い。一時期親しかった彼らは、たがいに支え合い、技を競い合うこともあった。

モンゴメリー・クリフト 写真:Album/アフロ

 モンゴメリー・クリフトは、モンティの愛称で呼ばれた。名前の綴りを見ればわかる。颯爽とデビューし、不幸な事故に遭遇し、自滅するように衰微した。呪われた美貌、と評する人が少なくないのは、無理からぬことかもしれない。

 先を急ぐ前に、モンティのまばゆく輝いていた時期を振り返ってみよう。

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source : 文藝春秋 2026年3月号

genre : エンタメ 映画