政治篇 数理的アプローチの早稲田、地域研究の慶應

総力取材“私学の雄”を徹底比較!

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ライフ 教育

(早)政治経済学部政治学科

(慶)法学部政治学科、総合政策学部

「それってあなたの意見ですよね」

「エビデンスはあるんですか」

 論客や政治家の発言を引くまでもなく「エビデンスに基づく」ことの必要性は人口に膾炙している。自然科学の常識が欧米で政治分野へ浸透したのが1990年代、日本でも2017年から「Evidence Based Policy Making(根拠に基づく政策立案)」が国や自治体で推進されている。

 この“エビデンス”を巡り、早慶の政治学ではアプローチの違いが際立ち、とくに国際政治学では一部論争に発展する事態となっている。

「早稲田の政経では政治学をポリティカル・サイエンスと称し、『政治学は科学だ』という強い自負から学部内でも歴史や思想系の学派としばしば対立してきました。“客観的根拠たる統計データに基づく因果関係分析は政治分析に不可欠”という立場はアメリカで学んだ田中総長が牽引する系譜です」(政経学部在校生)

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source : 文藝春秋 2024年10月号

genre : ライフ 教育