講演で語る言葉に、自身の半生を詰め込んで
8月31日（土）
心理療法の一つであるロゴセラピーのセラピストたちの会である日本ロゴセラピスト協会から依頼をされて、会員を対象にしたオンライン講演をする。
ロゴセラピーは、ナチス・ドイツによるユダヤ人強制収容所を体験したオーストリアの精神科医で深い人間考察を含む収容所体験記『夜と霧』を著したヴィクトール・E・フランクルが創始した精神療法だ。
私はフランクルの著書を聖典のように大切にして、いつも座右に置いている。フランクルの言葉には、心を持ち上げてくれる名言が少なくない。例えば――
「われわれが人生の意味を問うのではなく、われわれが問われた存在なのである」
「あなたが人生に絶望しても、人生はあなたに期待することをやめない」
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source : 文藝春秋 2025年1月号
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