〈番組概要〉
独自の視点で歴史を紐解く番組「+HISTORY」。今回は「血盟団事件」をテーマに、政治学者の中島岳志さんにお話を伺いました。今年、2025年は昭和が始まってから100年の年。振り返れば、昭和期が始まった戦前の日本では、1920年代から30年代にかけてテロ・クーデター事件が頻発していました。当時は安田善次郎・原敬暗殺、浜口雄幸襲撃、三月事件、十月事件、血盟団事件、五・一五事件、神兵隊事件、二・二六事件などが立て続けに起こりました。一連の昭和維新運動では急進的な国家改造を目指し、有力政治家、特権階級、財界人などが次々と襲われます。100年前のこの国で一体、何が起きていたのか――?
〈ゲスト〉
・中島岳志|政治学者
1975年、大阪生まれ。大阪外国語大学でヒンディー語を専攻する。京都大学大学院博士課程修了。2005(平成17)年、『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』で、大佛次郎論壇賞とアジア・太平洋賞大賞受賞。京都大学人文科学研究所研修員、ハーバード大学南アジア研究所客員研究員、北海道大学公共政策大学院准教授を経て、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。
〈MC〉
・高橋郁也(たかはし ふみや)|文藝春秋PLUS編集部
1993年、神奈川県小田原市出身。2018年4月に株式会社文藝春秋に入社し、「週刊文春」編集部に配属。「文藝春秋」編集部を経て「文藝春秋PLUS」編集部に所属。
source : 文藝春秋 PLUS動画