〈番組概要〉
独自の視点で歴史を紐解く番組「+HISTORY」。今回は「日ソ戦争」をテーマに、成城大学教授の麻田雅文さんにお話を伺います。今年は終戦80年。一般的に「終戦の日」は玉音放送が流れた8月15日と認識されていますが、実際は8月8日に宣戦布告したソ連と日本の戦いが、9月上旬まで激しく続いていました。なぜソ連は第二次世界大戦の終わりになって参戦したのか。なぜ両軍は玉音放送以降も戦い続けたのか。この「日ソ戦争」が、現代に残した問題とはーー。『日ソ戦争 帝国日本最後の戦い』(中公新書)で、新史料を用いて全貌を描いた麻田さんに聞きました。
〈ゲスト〉
・麻田雅文|成城大学教授
1980年東京都生まれ。2010年北海道大学大学院博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員、ジョージ・ワシントン大学客員研究員、岩手大学准教授などを経て、25年より成城大学教授。専攻は近現代日中露関係史。著書に『蔣介石の書簡外交 日中戦争、もう一つの戦場』(人文書院)など。
〈MC〉
・高橋郁也|文藝春秋PLUS編集部
1993年、神奈川県小田原市出身。2018年4月に株式会社文藝春秋に入社し、「週刊文春」編集部に配属。「文藝春秋」編集部を経て「文藝春秋PLUS」編集部に所属。
(聞き手=文藝春秋PLUS編集部・高橋郁也、全編47分)
source : 文藝春秋 PLUS動画