「W」と「C」、伝統校を復活させた2人が王者に挑む
――年が改まって1月2日、3日に第102回「箱根駅伝」が行われます。このところ原晋監督率いる青山学院大学が11年間で八度の総合優勝を遂げ、青学大の“天下”が続いていますが、今回は勢力図が変わるかもしれません。中でも、早稲田大学、中央大学という伝統の2校が“復活”しつつあることに駅伝ファンの多くが胸を躍らせています。
10月の出雲駅伝で早大が2位となり、11月の全日本大学駅伝では中大が青学大に競り勝って2位に入りました。今日は、早大の花田勝彦監督、中大の藤原正和監督に“復活”の理由と、箱根での「打倒青学」の秘策をうかがいたいと思います。

花田 秘策などないですよ(笑)。
――それでも早稲田はいま上昇基調にありますね。出雲、全日本、箱根の学生三大駅伝で表彰台に上がるのは久しぶりでした。
花田 箱根駅伝で3位に入ったのが2018年だったので、7年ぶりになります。出雲では、少なくとも一度は先頭を走ること、区間賞を取ること、という二つの目標を掲げました。2区で主将の山口智規(4年)が区間賞を取って先頭に立ち、その後、3区から5区までの1年生が首位争いを演じて、存在感を出せたかなと思っています。
ただ、全日本では選手層の厚みの差が出てしまい5位。藤原監督の中大をはじめ、上位校とは力の差があると感じました。
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