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 その理由として何点かあげてみる。

(1)フグやその他小魚の餌食になっている

 これは餌取りと言われて針に掛からない程の小さな魚だったり、針を見極めて餌を盗るために進化してきた魚にやられるケースだ。こうなると大きな魚が回遊してきても、針だけになった仕掛けに喰ってくることはない。

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小魚を餌にすると、フグに喰われてこんなネタのような状態になることも……

 サビキ釣りならコマセがなくなったタイミングで素早くコマセをカゴに充填し、投げ釣りなら仕掛けを投入してからまずは15分くらいで回収してみて、餌が残っていないようなら次は回収を早めてみよう。

 餌がない時間を極力減らすことで魚を取り逃がす可能性はぐっと下がるはずだ。

(2)餌が自然に落ちてしまう

 オキアミや練餌は仕掛けを投入して餌が海水に浸かることで、徐々にふやけて針から落ちてしまう。

 アオイソメ(ゴカイ類)を代表とする虫餌などは針持ちが良いので直ぐに外れることはないが、放置し過ぎると虫餌に含まれる匂いやエキスが抜けて、こちらも集魚効果のない状態になり魚は釣れない。

 私の体験だが、活きの良い餌を投入し続けた結果、東京湾では珍しいカレイを釣ることができた。大きな魚になるほど餌の鮮度は重要になってくる。

NGその3「集魚剤(コマセ)を使わない」

 コマセは足元に魚を寄せる効果があり、釣果を格段に上げる可能性がある。

 これは低活性の魚のやる気スイッチを物量でONさせたり、海の流れを利用してコマセを拡散し、広範囲から魚を寄せるためだ。「ウキフカセ釣り」と言われるメジナやクロダイをターゲットにした釣りは、このコマセで魚を寄せることが基本なので、堤防のウキ釣りでも魚が釣れない場合はコマセの力を借りるのも一つの手だ。