事件から2カ月半、ようやく保護者説明会が開催されたが…
「学校が事件後、被害者に寄り添うケアをしなかったため、女子生徒を中心に『ひど過ぎる』との声があがり、学校への不信感は増すばかりだった」(同前)
下着ドロボウ事件から2カ月半を経てやっと開催されたのが保護者説明会だ。小誌はその音声を入手(音声は「週刊文春 電子版」で公開)。校長は、「生徒への指導の不手際により被害生徒が深く傷ついたことを校長として大変深く受け止めています」と謝罪するが、「教育的配慮」の語を多用して、「ラグビー」という名称を一切出さず、どこで何が起きたのか具体的な説明を避けたため「きちんと説明してもらわないと分からない」との厳しい声が保護者から相次いだ。
そして、ある保護者からは、
〈事実を公表すべきだと思います、今のうちに。例えば花園に出場した段階で、こういうのがバレた時に、出場する選手はもっとバッシングを浴びます。炎上もするでしょう。そしたら、あなたたちは被害者を増やすことになるんですよ!〉
しかし学校側は最後まで「教育的配慮」を主張し、具体的な説明は避けたという。
小誌が学校に事実関係を尋ねると、校長から電話で「教育的配慮の観点から回答は差し控えます」との回答があった。
11月9日12時配信の「週刊文春 電子版」、10日発売の「週刊文春」では、被害者に対して学校側が伝えたとされる“口止めの一言”なども含めて、事件を報じている。また、保護者会の音声は「週刊文春 電子版」で公開する。
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