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明らかになった“不貞行為”と“殴り合いのトラブル”

 eスポーツ関係者が匿名を条件に一連の騒動について説明する。

「実は、8月頃から『Fiskerが不倫している』という噂が出回りました。パパプロゲーマーとして売り出しているFisker選手の不貞行為が事実であれば大問題ですから、マネジャーがすぐに本人へ聞き取りを行いました。ですが、そこで本人は完全否定。いったんは本人の言い分を信じることになったのです」

 しかし、聞き取り後もFisker選手による不貞行為の噂が収まる気配はなかった。そして10月10日、チーム内で決定的な“事件”が起きてしまう。

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左から3番目がFiske選手(「FAV gaming」公式サイトより)

「マネジャーにはキッパリと否定したFisker選手ですが、チーム関係者の一部には自身の不貞行為について相談していたそうです。その相談を受けていたチーム関係者が関係者にFisker選手の事情を話してしまった。それを知ったFisker選手がそのチーム関係者に『なんで言ってんだよ!』と激昂し、殴り合いの喧嘩に発展したんです。

 結局、Fisker選手はマネジャーに対しても不貞行為を認めました。そして韓国での大会から帰国後の打ち上げの席で、チームメイトたちに『女性問題が原因で移籍する』と説明しました。今後の大会は彼のせいで出られなくなるのではと、チームメイトたちも不安に駆られていたそうです」(同前)

 不貞行為を認めたFiskerは早急に処分されることが決定した。「FAV」を解雇され、11月半ばからはeスポーツ企業「FENNEL」へ移籍する方向で話が進んでいるという。FAVが解雇を発表したのは、文春オンラインが事実確認を行った翌日のことだった。

 取材に対し、「FAV」は以下のように回答した。

《契約違反にあたる違反行為は、不貞行為(女性との不倫)であることは事実ですが、お相手のこともあるので、人物の特定についてはこちらから申し上げることはできません》《チームが事実関係を認識したのは2022年10月10日です。チーム内の話し合いの場で発覚し、その場で当人にも事実確認をいたしました。チーム内でのやりとりにつきましては、すでに当事者間で解決をしております。なお現時点でどのチームとも移籍契約は結んでおりません。》

 チームを解雇され、移籍を余儀なくされたわけだが、Fisker選手は不倫関係を断ち切ることはなかった。冒頭で逢瀬を楽しんでいたのが、件の不倫相手なのだ。