「気象情報でした」と言うときに、つい、「気象情報デスターシャ!」と言いたくなってしまう、ベイスターズ予報士の檜山靖洋です。
中日の小笠原慎之介投手が、オールスターで話してみたい人にバウアー投手、三浦大輔監督、今永昇太投手、牧秀悟選手、山﨑康晃投手の名前を挙げ、ベイスターズ愛全開だったことが可愛かったです。将来、ハマスタをホームにプレーしてくれても良いんですよ。そんな小笠原投手の誕生日は10月8日。ベイスターズ優勝記念日です。何かの縁でしょうか?
楽しかったオールスターでしたが、ベイスターズはその直前、広島に3連敗。嫌な場面が脳裏に焼き付いたままオールスターブレイクに入りました。同点かと思われたヒットにランナー京田陽太選手が本塁タッチアウト。ホームでアウトと思われたライトへのヒットでアウトにできなかった蝦名達夫選手の返球、そして、平凡なライトフライを関根大気選手が落……
なんでもないようなことが幸せだったと思うくらい、普通のプレーでミスが出てしまう。早くも、何かの重圧がかかっているのでしょうか。それが優勝へのロードというものでしょうか。
でも、オールスターを見て、楽しそうな選手たちの様子に、重い気分が少しは軽くなりました。三浦監督のSNSには、焼肉、ステーキ、お好み焼きと、みんなでリフレッシュした様子も。後半戦初戦は相変わらず打てなかったですが、梶原昂希選手や関根選手が元気なプレーを見せてくれました。
1か月周期で訪れる好不調の波、次は連勝の波がやってくる
前半戦を振り返ると、好不調の波が大体1か月交代できています。開幕4連敗後の4月は好調でした。5月に入ると6連敗するなど不調に転じました。5月終わりからの交流戦は優勝し、交流戦明けの阪神に3連勝と、再び好調期が1か月ほど続きました。6月27日の広島戦から不調に転じ、7月22日まで5勝13敗1分と苦しい時期が続いています。
今回の不調も4週間ほど経ちました。そろそろ好調期に変わる頃です。このまま終わるわけがありません!
イラスト解説、ベイスターズここに注目! 優勝のカギは?
私が出演しているNHKニュースおはよう日本では、6時台に「イラスト解説ここに注目!」というコーナーがあります。このコーナーは、政治や経済、国際情勢、時にはスポーツに関するニュースを、解説委員が解説するものです。
このコーナーは、その日のテーマに合わせたイラストを使って解説するのが特徴です。そのイラスト、似顔絵はとてもよく似ていて、総理大臣や各国首脳など、ひとめで誰だかわかります。そして、とにかく可愛らしいイラストなんです。難しいニュースでも、この1枚で、よく分かるイラストになっています。
そして、なんと嬉しいことに、ここに注目!のイラストを描いているイラストレーターさんが私のことを描いてくれました! このイラストを使って、「イラスト解説ここに注目!」風に私がベイスターズ解説をするとしたら……
“猛暑の夏がやってきました。ベイスターズも勝負どころの夏です。Vと書いてある差し棒で指しているのは、1998年当時のマスコット、ホッシーです。優勝するためには、1998年の野球にならう必要があると思います。
1998年は圧倒的な攻撃力で優勝したイメージがありますが、守りが良かったのも特徴です。投手陣は揃っていて、抑えにはほとんど失敗がなかった大魔神がいました。そして、何と言っても、守備が鉄壁でした。
今シーズン、投手陣は全体的にはまずまずですが、負ける試合は守備のミスが目立ちます。25年ぶりの優勝のためには、1998年のように守りを中心にした野球を徹底することが必要だと思います。ここに注目でした。“