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「明石家さんまっぽい」「テイラースウィフト級」をネイティブは何と言う? ニュアンス命の超こなれた英語表現とは

source : 提携メディア

genre : ライフ, 国際

note

「〜的には」と言いたくなったら?

他にもおもしろい「suffix」(接尾辞)があります。「-ish」や「-like」ほどよく使われないものの、ちょっと洒落た言い方でニュアンスを伝えられるのでぜひ参考までに押さえておいてください。「suffix」(接尾辞)のちょっと上級編です。

まずは「-wise」。これを使った言葉だと「clockwise」(時計周り)や「counterclockwise」(半時計周り)などが代表的です。

イメージとしては「〜の方向に」とか「〜の視点だと」というような意味になります。「時計の方向に」という意味で「時計回り」という意味合いが出てきたりするわけです。

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他にも以下のように使われたりします。

I folded the paper lengthwise to fit it in the envelope.
(封筒に入るように、紙は長い方から折った)

Cost-wise, the new supplier offered a better deal, but quality-wise, their product wasn’t as reliable.
(コスト的には、新しい供給元のオファーがいいが、質的には、同様の信頼性が見込めない)

「ある視点から」という意味で、「〜的には」と言いたいときに、その「〜」をつかって「-wise」と言うことでさらっとスマートでこなれた表現ができます。

「明石家さんまっぽい」をネイティブはこう言う

「-esque」という表現も使われます。「〜のような」とか「〜っぽい」などと、同じような特徴があったり、様子が似ていることを意味する言い方です。

代表的な表現では「statue」(彫刻)と組み合わせて「statuesque」(彫刻のような)とか、「picture」(絵画)と組み合わせて「picturesque」(絵画のような)などとして、美しいものを指す言葉として使われます。