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「明石家さんまっぽい」「テイラースウィフト級」をネイティブは何と言う? ニュアンス命の超こなれた英語表現とは

source : 提携メディア

genre : ライフ, 国際

note

My son is at the same age, but he isn’t this tall.
(うちの息子は同い年だけど、こんなに背が高くない)

形容詞の前に「this」や「that」をおくことで「このくらい〜」とか「あのくらい〜」というのを表現できます。時間や物の分量を表すときは「this much~」や「that much~」で「このくらいの(量の)〜」や「あのくらいの(量の)〜」と言えます。

日常の中で指をさしながら「あれくらい」「これくらい」とよく言ったりすることがあるので、こちらも押さえておきましょう。

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「7ish」ってどういう意味?

さて、ここまで強調したり、ニュアンスを出したい言葉の前に表現を付け加える方法を見てきましたが、まったく逆に、後ろ側につける表現も英語ではよくありますよね。

「suffix」(接尾辞)などと言われて、「careful」の「-ful」、「sweetness」の「-ness」、「tasteless」の「-less」など、学校の英語でもいろいろ習います。

日常会話でよく使われる接尾辞に「-ish」があります。

The meeting is starting around 7ish.
(ミーティングはほぼほぼ7時にくらいに始まるでしょう)

I think she is thirty-ish now.
(彼女はほぼほぼ30代だと思う)

このように「-ish」をつけると「大体」「ざっくりいって」「ほぼほぼ」というイメージを伝えることができます。

他にも便利なのが、接尾辞としての「-like」。

The fabric has a silk-like smoothness.
(その生地はシルクみたいなスムーズさがある)

James acts so know-it-all-like sometimes.
(ジェームズは時々なんでも知っているかのように振る舞う)

「〜のような」「〜みたいな」というニュアンスを出せる表現ですが、2つ目の例文のように「know it all」(全てを知っている)という複数語の表現なんかもくっつけたりもできます。