茨木のり子 寂寥を抱えた凜たる姿勢

後藤 正治 ノンフィクション作家

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 戦後を代表する詩人・茨木のり子(1926〜2006)。『清冽 詩人茨木のり子の肖像』の著者でノンフィクション作家の後藤正治氏が、詩と挌闘し続けたその生涯を描く。

戦後を代表する詩人の茨木のり子 Ⓒ時事通信社

わたしが一番きれいだったとき

街々はがらがら崩れていって

とんでもないところから

青空なんかが見えたりした
 

わたしが一番きれいだったとき

まわりの人達が沢山死んだ

工場で 海で 名もない島で

わたしはおしゃれのきっかけを落してしまった(後略)

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source : 文藝春秋 2026年11月号

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