日本の顔 長谷川博己

エンタメ 芸能

 明智光秀――「本能寺の変」で信長を裏切る有名な最期の一方で、前半生は謎に包まれた戦国武将だ。長谷川博己さん(43)は、大河ドラマ『麒麟がくる』で主役の光秀を演じる難しさを実感している。

画像1
 
長谷川博己(はせがわひろき・俳優)

 
「脚本の池端俊策さんから、『本能寺のゴールから人物、造形を逆算しないでほしい』と言われました。とらえどころがない人物で、台詞にも『……』が多く、『これは長谷川さんには厳しいかもね〜』と笑いながら言われたことも。主君との関係に悩みながら成長する姿を、模索しつつ演じています」

 そして、「光秀を通して、『今』を描きたい」と力強く語った。

「光秀が抱く『日本がどうなるのか』という不安に、現代との同時代性を感じました。下剋上の戦国時代にあって、王が仁のある政治を行うときに現れる麒麟を、光秀は求めた。その価値観は異端だからこそ、『今』に通じるのではないでしょうか」

画像2
 
合戦シーンの撮影を早朝から行う。時代劇への出演も多く、「蹲踞の姿勢や馬の扱いの経験があったので、特別なトレーニングは不要でした」。

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!

初回登録は初月300円

月額プラン

初回登録は初月300円・1ヶ月更新

1,200円/月

初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。

年額プラン

10,800円一括払い・1年更新

900円/月

1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き

電子版+雑誌プラン

18,000円一括払い・1年更新

1,500円/月

※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き

有料会員になると…

日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!

  • 最新記事が発売前に読める
  • 編集長による記事解説ニュースレターを配信
  • 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
  • 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 文藝春秋 2020年6月号

genre : エンタメ 芸能