1976年2月に発覚したロッキード事件では、米航空機大手ロッキード社が日本への旅客機、軍用機の売り込みを巡って政界に巨額のカネをばら撒いていたことが分かった。
とくに国民的注目を集めたのは、「今太閤」として庶民の人気を集め、絶大な権力を誇った田中角栄元首相の逮捕、起訴だ。いったいなぜ角栄への資金提供は明るみに出たのか?
共同通信のワシントン支局などで長く記者を務め、米中央情報局(CIA)に関する報道や著作で有名な春名幹男氏は、このほど『ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』(KADOKAWA)を発表。膨大な米機密文書を読み解き、角栄が追い詰められる過程を浮き彫りにした。戦後最大の疑獄の真相とは?
春名氏
「ジャップたちが上前をはねやがった」
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source : 文藝春秋 2021年2月号