阪神タイガース栄枯盛衰物語

エンタメ スポーツ

レジェンド2人が語る、江夏放出、85年優勝、期待の若虎──

江夏豊氏(左)と掛布雅之氏 ©文藝春秋

 江夏 カケ、久しぶりやな。2軍監督を辞めて、何してるんや?

 掛布 江夏さん、ご無沙汰しております。今はオーナー付きのシニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)という役職をいただいて、阪神のフロントで働いてます。

 江夏 ややこしい名前だな(苦笑)。どんな仕事をするの?

 掛布 坂井(信也)オーナーからは、球場に足を運んでチームを一歩引いた目線で見たり、他球団の動向を視察した上で、「気づいたことは何でも言って欲しい」と言われています。前例のない役職なので決まった仕事はないのですが、耳の痛いことを含めて、阪神が強くなるための方策を提案するつもりです。

 江夏 なるほど。どこまで自分の正直な意見を伝えられるかが勝負になるな。今日はカケと阪神について色々と議論をさせてもらうよ。

 江夏豊氏(69)は、1960年代後半から阪神の絶対的エースとして活躍し、プロ野球記録となるシーズン401奪三振など数々の記録を打ち立てた。その江夏氏が阪神を去った後の低迷期を打線の主軸として支え、1985年の日本一の原動力となったのが掛布雅之氏(62)だ。掛布氏は昨季までの2年間、阪神の2軍監督を務めた。タイガースのレジェンド2人に、阪神の栄枯盛衰や現在のチーム、変化しつつあるプロ野球界について語り合ってもらった。

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!

初回登録は初月300円

月額プラン

1ヶ月更新

1,200円/月

初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。

年額プラン

10,800円一括払い・1年更新

900円/月

1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き

電子版+雑誌プラン

12,000円一括払い・1年更新

1,000円/月

※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
雑誌プランについて詳しく見る

有料会員になると…

日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!

  • 最新記事が発売前に読める
  • 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
  • 編集長による記事解説ニュースレターを配信
  • 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
  • 電子版オリジナル記事が読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 文藝春秋 2018年04月号

genre : エンタメ スポーツ