生きることの深淵に導かれる

文藝春秋BOOK倶楽部特別篇 続100年後まで読み継ぎたい100冊

角幡 唯介 ノンフィクション作家・探検家
エンタメ 読書

◉『金閣寺』三島由紀夫 新潮文庫

◉『カラハリが呼んでいる』マーク&ディーリア・オーエンズ ハヤカワ文庫 NF

◉『ウナギが故郷に帰るとき』パトリック・スヴェンソン 新潮社

◉『秘境西域八年の潜行』西川一三 中公文庫

◉『増補 日本人の自画像』加藤典洋 岩波現代文庫

◉『禅とオートバイ修理技術』ロバート・M・パーシグ ハヤカワ文庫 NF

 

 ここ数年で印象にのこった本を選んだ。45歳で自決した三島は、45歳までに死ななかった私にとっては乗り越えなければならない作家であり、改めてじっくり読んでいる。彼の思想性が最も表現されているのは、やはり『金閣寺』だと思う。若い頃はさっぱり理解できなかったが、再三再四の通読でようやく解読できた手応えをもった。

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!

初回登録は初月300円

月額プラン

1ヶ月更新

1,200円/月

初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。

年額プラン

10,800円一括払い・1年更新

900円/月

1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き

電子版+雑誌プラン

12,000円一括払い・1年更新

1,000円/月

※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
雑誌プランについて詳しく見る

有料会員になると…

日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!

  • 最新記事が発売前に読める
  • 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
  • 編集長による記事解説ニュースレターを配信
  • 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
  • 電子版オリジナル記事が読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 文藝春秋 2023年1月号

genre : エンタメ 読書