【ヒント】
生活者目線で「経済」を伝える第一人者といえば?(写真右)
祖父母も父母も教員。実業界に転じた父は放任主義だった。
「礼儀に厳しい人でしたが、中学以降は好きなようにしろと大人扱いでした。戦争を生き抜いた人だから、人生は教科書通りにいかないと知っていたんでしょうね」
幼少時からの読書好きが高じて物書きを目指し、大学卒業後は亀岡大郎氏の事務所で経済記者に。
「本当はシナリオライターになりたかったのですが、食べるために仕方なく(笑)。原稿を亀岡先生にもっていくと、『訳わからん!』と8階の窓から捨てられ、拾っては書き直し、3回目でようやく朱を入れてもらえる。独りよがりではない読者目線、考えるのと同じ速さで書くことなど、先生には一生ものの技術を教わりました」
27歳でルポライターを目指し独立。満州引揚者を取材し『満州・浅間開拓の記』を上梓した。
「でも、戦争の悲惨さを受け止めきれずその後半年くらいノイローゼに。自分の精神的な弱さを知って諦めがつき、根性を入れ直して経済の仕事にまい進しました」
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source : 文藝春秋 2023年5月号