【ヒント】
いくつもの「道」を究める多才すぎるタレントは?(写真左)
東京の下町育ち。幼い頃から父に連れられ寄席へ。楽屋で垣間見た横顔に惹かれ、芸人に憧れた。最初の転機は中3の夏休み。
「全く勉強してなかったから成績は下から2~3番目。都立高は無理と言われたけど私立は貧しくて行けない。芸人になるなら中卒じゃまずかろうと一念発起します。中2、中1と遡り、理解できたのが小5のドリル。やり直すうちに『解ける』ことの面白さを初めて体験し、12時間ぶっ続けで勉強したことも。夏休み明けの試験では3教科でほぼ満点。念願の都立高に進学します。これが人生の成功体験の核になりました」
高校卒業後、声帯模写の片岡鶴八師匠に弟子入り。バラエティ番組への出演をきっかけに人気絶頂に。その後、体を絞るため始めたボクシングを皮切りに、40代から画や書、50代からヨガと多才ぶりを発揮。「動物的な直感に導かれるように」ゼロからその道を究める。
起床は夜の11時。5時間のヨガの後、2時間かけて1日の唯一の食事である朝食を摂る。毎日のルーティンを続けながらドラマ撮影や画や書の制作もこなす。
「毎日目覚めるたびに『幸せだなあ』と感じます。ヨガや瞑想で得られる多幸感は一日持続し、イライラもなくなりました。ヨガには不向きな硬い体も、11年毎日続けて変わりました。誰でも、何歳からでも始められると思います」
片岡鶴太郎
1954年12月21日生まれ 俳優・画家・書家
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source : 文藝春秋 2023年6月号