2020年12月号 目次

亡国の改革至上主義 藤原正彦/権力論―日本学術会議問題の本質 佐藤優/民間臨調「検証・コロナ対策」

【文藝春秋 目次】亡国の改革至上主義 藤原正彦/権力論―日本学術会議問題の本質 佐藤優/民間臨調「検証・コロナ対策」

2020年12月号

2020年11月10日 発売/定価960円(税込)

菅総理よ、「改革」を売り物にするなかれ
亡国の改革至上主義 藤原正彦
新自由主義にもとづく、国家観なき「構造改革」は日本を さらに分断させる。人間社会には「効率」より大切なものがある

権力論―日本学術会議問題の本質 佐藤 優


◎政治家のSNSが酷すぎる
中国「千人計画」デマに踊る国会議員たち 石戸 諭

米大統領選を揺るがす「Qアノン」の正体 渡辺 靖

「尖閣奪取」中国に王手をかけられた 山田吉彦

自民党内から三たびの「安倍待望論」 赤坂太郎


◎破産した弟がなぜJR企業の役員に?
菅首相と慶應卒弟のJR“既得権益” ​森功


アベノミクス継承では「賃上げ」できない 中野剛志

<シヤチハタ社長>「脱ハンコ」はチャンスでもある 舟橋正剛

◎かんぽ高齢者喰い、ゆうちょ銀不正引き出し……
郵政グループ 腐った「だんご3兄弟」 藤田知也


どうする日本のデジタルトランスフォーメーション

<富士フイルムHD 会長>経営者は「直感」で勝負せよ 古森重隆

<DeNA会長>初等教育の「OS交換」から始める 南場智子


そのとき官邸は「休校要請」に揺れた
<検証>2020年のコロナ対策
「民間臨調」が総括した 「日本モデル」の虚構と真実 船橋洋一


◎コロナ死「さよなら」なき別れ(後編)
コロナ病棟「家族ケアチーム」の奇跡 柳田邦男

◎芸能人自殺の連鎖は「炭鉱のカナリア」
<現場ルポ>女性の自殺はなぜ急増したのか 秋山千佳

◎大相撲「新時代の旗手」連続インタビュー
朝乃山VS正代 「次の横綱はどっちだ」 佐藤祥子

窪田正孝×二階堂ふみ 朝ドラ<「エール」対談>「夫婦とは」

<「メンズコスメ」売上激増>美しくなりたいオジサンへ 齋藤 薫

<医者が教える>本当に健康に良い「サウナー」入門 加藤容崇


衝撃の「割腹自殺」から50年

三島由紀夫の「滑稽な肉体信仰」 石原慎太郎

「豊饒の海」とミドルエイジクライシス 平野啓一郎


第三波に備える漢方薬リスト 森 省歩

有働由美子のマイフェアパーソン 23
重松象平(建築家)「東京の街はコロナで進化する」


<新連載>「ニッポンの社長」~地方からこの国を変える
第1回 土屋裕雅(カインズ会長・群馬県) 樽谷哲也

<連載最終回>英エコノミスト誌記者「イラン幽囚記」 N・ぺルハム

令和の開拓者たち15 アチャン・ニャーナラトー(僧侶) 佐々涼子


第六十八回菊池寛賞発表

読者賞応募規定


ベストセラーで読む日本の近現代史・佐藤 優


目覚めた美声 古風堂々19 藤原正彦

繫がりと分断 金原ひとみ

夫ピート・ハミルとの三十三年 青木冨貴子

生身の人間が作る映画だから…… 湯櫻

文脈を読む 松重 豊

ノーベル文学賞 女性詩人の言葉 鴻巣友季子

ケツかっちんの無い日々 安藤優子

鉛筆にはピース 藤枝リュウジ

東京とローマの間で 日本人へ210 塩野七生


BOOK倶楽部

▶︎中島岳志、原田マハ、出口治明、平松洋子

▶︎今月買った本 手嶋龍一

▶︎著者は語る 

▶︎新書時評


▶︎丸の内コンフィデンシャル ▶︎霞が関コンフィデンシャル ▶︎世界経済の革命児・大西康之 ▶︎日本語探偵・飯間浩明 ▶︎数字の科学・佐藤健太郎 ▶︎旬選ジャーナル(伊藤亜紗・五百旗頭幸男) ▶︎From文藝春秋digital ▶︎オヤジとおふくろ ▶︎スターは楽し・芝山幹郎 ▶︎考えるパズル ▶︎三人の卓子 ▶︎詰将棋・詰碁 ▶︎マガジンラック ▶︎広告情報館 ▶︎蓋棺録 ▶︎目・耳・口


新世界地政学112 船橋洋一

からだの美4 小川洋子

後列のひと23 清武英利

日本の地下水脈6 保阪正康

<新連載>ミス・サンシャイン3 吉田修一

李王家の縁談12 林真理子


グラビア

▶︎日本の顔(原研哉) ▶︎同級生交歓 ▶︎中野京子の名画が語る西洋史100(5人の子供の運命) ▶︎皇室の至宝 ▶︎もう一人の家族 166 ダンカン ▶︎一城一食 16(二条城) ▶︎小さな大物(御厨貴)


短歌・川野芽生、俳句・生駒大祐、詩・マーサ・ナカムラ

source : 文藝春秋 2020年12月号