超常現象は楽しい!

三上 丈晴 雑誌『ムー』の第5代目編集長
田中 康弘 カメラマン
綿矢 りさ 作家
石井 妙子 ノンフィクション作家
エンタメ 娯楽

UFO対NASA、メキシコの宇宙人、『地球の歩き方 ムー』……なぜいまブームなのか

 石井 昨年11月、インドのインパール国際空港の上空でUFO(未確認飛行物体)が目撃されました。付近の上空にしばらくとどまって、1時間半ほどで姿を消した。この座談会のためにわざわざ宇宙から来てくれたのかと思いましたよ(笑)。

 綿矢 地元テレビが、球状に見える物体が白い光を放ちながら上空を移動する様子を映していましたね。日本のワイドショーでも、かなり取り上げられていました。

 三上 現地では戦闘機2機が、緊急発進しているんですよ。空港は発着を停止、乗客約500人に影響が出たほどでした。

三上氏 ©文藝春秋

 福島市飯野町にある「国際UFO研究所」の所長を務めさせて頂いているのですが、最近、UFO調査の動きが世界各国で活発化しているのは間違いないと断言できます。

 石井 アメリカの動きが象徴的です。UFOと疑われる目撃情報が数多く寄せられ、NASA(アメリカ航空宇宙局)は2022年に調査を開始。昨年9月、UFO調査の責任者を任命すると発表しています。

 綿矢 お隣のメキシコでは議会でUFOに関する公聴会も開かれていますね。ただ、宇宙人のミイラ化した遺体とされるものが公開されていましたが、X線写真を見ると、お腹に卵があったとか。「宇宙人は鳥類なのかな?」と。

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source : 文藝春秋 2024年2月号

genre : エンタメ 娯楽