『牙 アフリカゾウの「密漁組織」を追って』著者・三浦英之さんインタビュー

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 アフリカ大陸では、象牙を目的とした密猟によって毎年3万頭近い野生ゾウが殺されており、このままのペースでいけば、十数年でアフリカゾウは絶滅すると言われる。本書はその密猟の実態やその原因である密猟組織の中枢に迫ろうとしたルポルタージュだ。三浦さんは2014〜17年に朝日新聞のアフリカ特派員として密猟の闇に迫る取材を続けた。

「きっかけは『サタオの死』でした。2014年、ケニアの国立公園に生息していた、巨大な牙をもつ人気ゾウ・サタオが、密猟組織によってチェンソーで顔面をえぐり取られて殺され、牙を持ち去られる事件が起きたのです。顔のないサタオの写真が通信社から配信され、そのあまりにむごたらしい様子に一体何が起きているのかと思ったのです」

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source : 文藝春秋 2019年9月号

genre : エンタメ 社会 読書