創刊100周年の雑誌『文藝春秋』での名物コーナー「三人の卓子」。読者の皆様からの記事への感想を募集・掲載しています。このページの末尾にある入力フォームからも、ご投稿いただけます。
薬剤師は蚊帳の外
自分は薬局薬剤師です。7月号、憂国グループ2040の『開業医の既得権を打破せよ』にあるリフィル処方箋(医師の診断を受けずとも、一定期間、使うことのできる処方箋)は、当店ではこの数年で1枚だけ受けました。が、出した個人医院は、周辺の開業医からの圧力があったとかで、その後二度とリフィル処方箋を出さなくなりました。
記事にもあるように、薬剤師は薬の専門家にもかかわらず、軽んじられているように思います。インフルエンザやコロナのワクチンについても、アメリカやイギリスでは薬剤師が注射できますが、日本では蚊帳の外。日本でもずいぶん前に、医療法に薬剤師が明記されたと薬剤師会の幹部は喜んでいましたが、何も変わっていません。
動物病院で出されるペットの薬も、病院の窓口で薬の名前も薬剤情報書も明記せずに「飲んでおいてください」と渡されることがほとんど。ましてやフィラリアの薬などは国家資格を持つ薬剤師であっても取り扱うことができません。メーカーに問い合わせると、当たり前のように「獣医の先生しか取り扱うことができません」とだけ言われます。どこまで医師の既得権が守られるのでしょうか。
当店の患者さんに、「医師にリフィル処方箋を出すように言ってみたら」と提案しますが、誰も医師に逆らえないようで、一言も言わない人が殆どです。
(兵庫県 井澤康夫)
「台湾無事」を願う
台湾で新政権が発足してすぐ、牽制か威嚇か、中国が台湾周辺で軍事演習を始めた。その直後に行われた岸田文雄総理と中国の李強首相との会談では、岸田総理が中華人民共和国を「中国唯一の合法政府」と承認した1972年の日中共同声明を堅持する日本の立場に「一切変わりはない」と述べたという。
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source : 文藝春秋 2024年8月号