「γ-GTPが基準値を少し超えているけど、放置しても問題ないだろう」
多くの人が健康診断の結果表を受け取った時、このように特定の項目に目が行きがちだと思います。結果表のA、B、C、D、E……といった判定を見て、一喜一憂するばかりの人も多い。しかし、それでは「宝の地図」であるはずの健康診断を十分に活用したとは言えません。
私は以下の図のように健康診断の結果は「ピラミッド」にして考えることが重要だと思っています。
この連載の第1回でも説明したことですが、「ピラミッド」で考える利点は、「未病」の段階から「重篤な病気」の段階に至るまで、常に自分が「ピラミッドの何段目にいるのか」を把握できることです。
実はもう一つ、大きな利点があります。それは「全ての臓器・疾患が関連している」ことが可視化されること。複数の検査項目が上段にある臓器の機能や疾患と関係していることが分かるのです。
では、実際にはどんな項目の組み合わせが、どの臓器や疾患と関係しているのでしょうか?
そこで今回は、実際に医者が重視する「検査項目の組み合わせ」を紹介します。読者の方々は「医者は、こんなところを見ているの!?」と、その意外性に驚かれることもたくさん出てくると思います。
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!
初回登録は初月300円
月額プラン
1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 電子版オリジナル