健康診断の結果という“数字の羅列”を、身体を読み解くコンパスに変える――。月刊「文藝春秋」への寄稿「健康診断は宝の地図だ」(2024年8月号)が話題を呼んだ総合診療医・伊藤大介氏が、健診結果の効果的な見方、活用術を徹底解説します。
第4回は、健康診断の数値を組み合わせるとみえてくる、血圧と動脈硬化リスクについて、詳しく紹介します。
前回(第3回)は、肝臓と腎臓を中心にお話ししてきました。意外な検査項目の関係性をご紹介したことで驚かれた読者の方も多いと思います。今回は、血管や心臓など「循環器」にスポットをあてて、複数の検査項目を組み合わせながら、健康診断の注目すべきポイントを紹介していきましょう。
血圧は「高い」「低い」だけで判断しない
健康診断の中でも多くの人が「血圧」の数値を気にされていると思います。
高血圧は動脈硬化や心臓疾患、脳卒中、腎臓病など重篤な病気のリスクを高めることが知られています。
しかし血圧についての見解は、実は医師によってバラバラです。「しっかりコントロールすることが様々な病気の予防につながる」と考える医師もいれば、「上(収縮期)の血圧の数値が『年齢+90以内』に収まっていれば問題ない」と考える医師もいる。一体、何を信じればよいかわからない人も多いのではないでしょうか。
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