『坂の上の雲』のミリタリー談義

小泉 悠 東京大学先端科学技術研究センター准教授
太田 啓之 朝日新聞記者

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「この榴弾砲は撃つのに11人も必要なんです」

 小泉 『坂の上の雲』を初めて読んだのはいつ頃でした?

 太田 小学生の頃です。僕は1964年生まれで、司馬さんが産経新聞の夕刊で連載していたのは1968年から72年にかけて。家の本棚には『坂の上の雲』単行本全6巻が百科事典と一緒に並んでいました。

 小泉 刊行当時、大変な人気だったわけでしょう。

 太田 そうですね。僕自身、日本の連合艦隊がロシアのバルチック艦隊に勝利した日本海海戦のシーンなどは食い入るように読んでしまった。

 小泉 わかります。あそこはめちゃくちゃ盛り上がりますよね。

 太田 日本人が外敵と戦って勝つ英雄だというところもね。

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source : 文藝春秋 2024年11月号

genre : エンタメ 読書 歴史