(右から)
参議院議員 青島健太
金沢大学人間社会研究域国際学系特任教授 古畑徹
埼玉新聞社代表取締役社長 関根正昌
本田技術研究所元チーフエンジニア 風間正昭
明治32年、埼玉県の第四中学として開校したわが春日部高等学校の校訓は「質実剛健」、教育方針は「文武両道」。公立の進学校で、古風、堅苦しいイメージだが、実際は自由な校風で個性的な卒業生が様々な分野で活躍しており、スポーツでも五輪メダリスト、プロ選手を輩出している。
私たちが高2の昭和50年秋、野球部が県大会で躍動した。決勝戦を逆転で勝利、母校26年ぶりの優勝を飾って校歌が球場に鳴り響いた。戦績はもちろんだが、その時評判になったのが、春高(かすこう)の応援指導部だ。来た時より帰った後の方がスタンドがきれいだと話題になった。サッカー日本代表チーム応援団の試合後清掃という「ファインプレー」と同じ想いだ。
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source : 文藝春秋 2025年2月号